2016 SS Collection からの新作発表!

今年もやって参りましたねー大型連休!
ゴールデンウィークに遊びに出かけた記憶がここ数年はありません!
皆が出掛けたいシーズンはイベント盛り沢山稼ぎ時ですからね!
周りや、メディアがウキウキしてる様子を
眺めてるだけで結構楽しい元来の引きこもり体質です( ´ ▽ ` )
展示会まであと1週間きって、今はそっちに尽力するしかないですしね!

というわけで、今回は2016 SS Collection《金魚の白昼夢》からの新作発表です!


去年、ご好評頂き、未だに根強い人気を誇っております。
このコレクションはもともとオリジナルストーリーに基づいた作品でした。


夜店で青年に飼われた金魚は、その青年に恋をして、自分が人になるという白昼夢をみる。
人魚姫ならぬ金魚姫の淡く切ない恋物語。
そして、今年はそこから一転二転三転。


夢は夢でも三匹の金魚が、人になって一夜限りのお座敷遊びをするという白昼夢。
豪奢に艶やかにをテーマにしました!
今年は青と黒のカラーが登場、それに合わせて男性の浴衣もご提案。
この頃は殿方でも派手好みの方が増えたのではないかなあと思っています。
私も晴れ舞台には思いっきり歌舞いて欲しいという願いも込めて!(笑)
もちろん、黒金魚は女性用にもお仕立て出来ます。
赤だと若すぎて…という方におすすめです♪

しかし、この三色を見ていると何かを彷彿とさせる…と感じていたのですが、
この前これが風にたなびいているのを見て、はっとしました。

鯉のぼり…!!!(゚Д゚)
いや、うちのは金魚です!!

さらに、本当は去年同時リリースしたかったのですが、作った事が無かった為断念。
素材探し、染料、染色方法などを吟味して、改良し、ついについに…!
金魚の兵児帯をリリースします!!

ばばーーんっ!どうですか可愛くないですかっ!


ちなみに去年。市販品の化繊の兵児帯を染めました。
が、化繊の染料臭いし取り扱い面倒だし商品化としては微妙…。
そこで、涼しく結びやすいと情報があった楊柳生地を仕入れました。


このしぼが、なんともヒレっぽくてイイ。

さらに、ツイッターで一時期話題になったイラストレーター緒方沁さんのこの画像。


なんて金魚!なるほど端はヒレっぽいカットいいですねー!
そんな素敵な提案を下さった沁さんのウェブサイトはこちらです♪
しみじみ

そして、端処理しなくていい方法を考えたのが、箔プリント。

糊を使って箔フィルムを熱圧着させる技法で、その糊ついた部分はほつれにくくなります。
ヒレの形にそってカットすることで、端処理せず、軽やかで綺麗な仕上がりになりました♪


加えてですよ…今回初めて撮影にスタイリストさんをお呼びしたのです。
作品委託でもお世話になっている、アンティーク着物屋のうさぎ小町さん。
うさぎ小町
赤金魚は甘く可愛く、青金魚はキリっとクールなスタイルで、とお願いしたのですが…
そしたらスタイリングは勿論で、帯結びがまさに、素晴らしくて!



帯枕入り、兵児帯二本使いでボリューミーでまさに金魚の尾ひれ!!
感動です…!


男性のも、スッキリと、しかししっかり金魚のヒラヒラ感出ていて!
流石としか言いようがなかったです…。
うさこまさんありがとうございました…!。゚(゚´ω`゚)゚。
こちらの帯結びハウツーはご購入者様に特典としてプリントで差し上げます!
動画も撮る予定なのでぜひぜひこの夏チャレンジしてみて下さいね♪

展示会ではグラデーションや箔の色味など
全てご要望にお応えすカラーオーダー形式にしようと思っております。
対面でご相談が出来るからこその利点を最大限に活かしたいなと。

オーダーについてのあれこれもブログにまとめます!
さあ、あと少し、出来る限りの事をやっていくぞーー!おー!
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新作浴衣、今年も出ます!

わ、わああ、前回の記事2月…
怒涛の更新スペース!今年のsayakanaはちょっと違うぞ!
と、思わせておいてのていたらく!
いやむしろこれこそsayakanaクオリティ!
…更新とまっててすみません……。゚(゚´ω`゚)゚。
言い訳をするとですね、今年の新作浴衣の方に全力かけてました。
去年は4月まで出店イベントなどなかったので
結構じっくりと取りかかれたのですが今年は有難いことに既にイベントたくさんで…
合間を縫って制作するにはとても時間がなく…
落ち着いたら、落ち着いたらじっくりブログを…と思っていたら4月下旬なう。
そしてこれから6月初旬まで週末はどこかしらのイベント予定あり。
有難い。有難いです…全力頑張ります…!
神戸や群馬の出店レポも記事にしたいですが、まずはこちらの告知から。
5月の11日〜14日、原宿で新作&旧作含めた浴衣と帯の受注展示会を行います!!

わーー!!(ぱちぱちぱち)

前回は6月初旬、中旬からオーダー品を染め始めました。
しかし、梅雨で湿度高いし乾かないし…。
使っている染料が湿度大敵なので、今年は早めましたっ!
出店の都合で結局6月中旬からの染色になりそうですが(´・ω・`)
本当は3月くらいの開催がベスト…来年はちゃんと計画たてにゃ…。

そして、公募のモデルさんを含めて作品撮りも完了しております!
以下展示タイトルとコンセプト!


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2017 Spring & summer Collection
《吸いあげる樹木、吸いよせられる羽虫》
和服姿は、どこか凛とした樹木のよう。
脈々と大地を吸いあげ、強く逞しく幹は天空へと伸びていく。
帯はさしずめ、樹液を求めて魅かれる虫達の集まり。
甘い強烈な魅力に吸い寄せられたら、もう還れない。
ーーーーーーー

今年のコレクションテーマは、私が大学3年生の時に初めて染めた浴衣のテーマです。
樹木と羽虫、この2つがキーワードで、今回改めて柄をおこしました。


男性の浴衣が樹木、女性の浴衣が羽虫。
裏テーマはセクシーで艶やかな男と女。
甘い蜜を求めて、ひらひらと殿方に吸い寄せられる少女。
いや、蠱惑したのは果たしてどちらだろうか。
男の心をとろかす甘い蜜で、艶然と笑い、発散する強烈な魅力の芳香。
横溝正史の金田一耕助シリーズ《女王蜂》より少し引用。
活字が苦手な私ですが、どうしてもひっかかったこのタイトル。
古本屋探し回り、久しぶりに長編小説読みました…!
そして、まさに今回のモデルはこの小説のヒロインのような子だと確信。
うまれながらにして女王の気品と、気高さを持ちつつもまだ少女である無垢さと危うさ。
そんな方に浴衣「吸いよせられる羽虫」を着てほしい!
そうして公募59名の女性から選んだのが彼女でした。

若干19歳の学生モデルの友貴さんです。
ネット募集で写真でしか判断出来ませんでしたが、
きっとイメージ通りの画が撮れると思いました。
やはり、私の読みは間違いなかったですo(`ω´ )o!


去年からお世話になっている俳優の中太佑さんも艶男感増し増しで挑んで下さいました♪
2016年の金魚の白昼夢からも新作あるので、追々紹介していきますね!

今年のコレクションは、私の和装に対する原点回帰となる大事な展示会になりそうです。
人が色を、衣を纏うのは、誰かの為であり、自分の為である。
確固たる美しい意志を持った装いはひとを強くする。
自信を、勇気を、どうどうとした誇りを。
そんな、あなたにとっての勝負服となりますように。
彩り irodoriからとっておきの一着を提供させて頂きます!
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むかし、むかしの…

2月の3、4、5日と彩り irodoriとしては初めてとなる、
染色作家としての作品を企画展に出品します!
今回はその作品について少々語らせて頂こうかなと思います。
企画展の名前は「むかし、むかし」。
私が出品するのはロウケツ染めの布絵本、《鶴の恩返し》です。



 




美大生の頃の、染色の課題で作ったものです。
海外の方に日本の昔話を知って欲しいと、
「ひっかき」というロウを削って染料を染み込ませる技法で文字を書き、
話を印象的な六つのシーンに区切り、英文を入れました。



この前、久しぶりに戸棚の奥から取り出してまじまじと眺めてみました。
作家にとって、処女作や代表作と言われるものがあります。
しかしそれは基本的には後づけであり、
「これが自分の代表作!」と思って作ることなんてないかなと。
あれがそうだったんだなあと後で気付くもの。
それなら、この作品は染色作家としての処女作であり、
染色の世界に嵌ったキッカケです。





我ながら今みても、底無しにパワフルな作品だと感じます。
今だに染色の教授に会う度にこの作品が素晴らしかった話をされるのも納得…(笑)
ロウを使って出来る染色法をふんだんに駆使し、
滲み、ぼかしなど布に染料を染み込ませることでうまれるアクシデントを本人自体が楽しんでいる。
なんでそんな他人事のように言えるのかというと、今の私にはもう出来ないからです。
当時は良く出来過ぎて、どうしたってこの作品に自分自身が影響されていました。
「あれより良いものを作らないと!」という勝手な強迫観念。
その後一年くらいはこの作品の面影、二番煎じ感の強いものが多かったかなと。
そこからなんとか抜け出せて、卒業制作はまた違った作風のロウケツ染めの作品を仕上げられました。こちらもお気に入り。
(ウェブサイト、Artworkの「悪い夢」参照)



だからか主催者さんに企画展のお話を頂いた時、
まさにジャストなテーマなのに、すぐにはこの作品を思い出せなかったんです。
自分がうみだしたものに囚われ悩み、
やっと呪縛から解放された過去があったからでしょうか…。
過去の栄光にすがりたくないと、展示会や人目に晒したこともないくらい。
そうしていたら本当に存在まで忘れてしまうところでした。
けど、今なら出しても良いかなと。
改めて見直して一度苦悩から解脱出来たからか、良い意味で向き合えた気がしました。
それくらい、私にとってとてもとても思い入れのある作品で
今なら是非、皆様に見て欲しいと思えます。
学生の頃の私のありあまるパワーが、そこには溢れています。



テーマが「むかし、むかし」だなんてこれを出さずしてどうすると言うくらいぴったりで、
逆に良いタイミングに恵まれているなあとしみじみしてしまいました。
この作品を世に出せる機会を作って下さった主催者様、ありがとうございます!




その他珠玉の作家陣で、東上野のギャラリー「心」さんで開催されます。
アナログで作られた作品は直で見るのが一番強い。
落語家さんの噺や有名声優さんによる朗読会などもありますよ♪
ディザーサイトはこちら↓
http://site-804819-8043-5594.strikingly.com/
また物販含め告知しますね!
久しぶりの作品語りでした。


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新作のワンピースのご紹介♪

秋晴れの続くシルバーウィークいかがお過ごしでしょうか?
早いもので展示もあと1日となりました!

ラストに、ずっと紹介したかったメインのワンピースの話を!


今回の新作juicy cloth sweet、juicy cloth sour。
初めてブランドで洋服をリリースしてみました。

このワンピースのデザイン、縫製をしてくれたのは
アパレルブランド《Canaco inoue》です。
毎年、コンセプトに沿ったコレクションを発表し、受注会を行っています。


2015/ss [emerald]


2015/aw[夜を行く舟]

写真はもちろん、映像、音楽まで細部にこだわった展示会。
彼女の描く世界は綺麗な空気と音に包まれていてうっとりしちゃいます。

そんな彼女に是非、世界にひとつの一着を仕立てて欲しいと思いました。
形はちょっとレトロで女性らしいラインの出るイメージ。
sweetが秋冬物の厚手で甘めの、sourが春夏で麻混合の涼しげ爽やかな仕上がりになっています。

現品のみの完全な一点もの。
売れて欲しいような欲しくないような、
とっておきの一着をとなりました。

是非この機会にお手にとってご覧頂きたいです。
残すところあと1日ですが、皆様のお越しをお待ちしております☆

-Canaco inoue

HP:http://canakoinoue.com/
fecebook:https://www.facebook.com/canakoinoue.info
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浴衣、出来ました。

木漏れ日さんさんだったゴールデンウィーク。
カメラマンさん、モデルさん入れて作品撮影してきました♪

何回かお願いしている方ですが、流石の腕前。
なんて素敵な空気感……*


浴衣も自分の予想以上の仕上がり!
お祖母ちゃんありがとう!
タイトルは、『祭囃子と天の川』。
真夏の夜にぼんぼりと祭囃子に誘われて、
祭りに行きたいなあと。
そんな想いから作った浴衣です♪
まるまるコロコロした柄にしたく、
ざくろとヨーヨーがモチーフになっています。


屋外作業だったので丸3日、
日の出と共に染めて日が暮れたらおしまい。
強風に煽られ何度糊置き台倒したか…
洗うだけでもそれはそれは大変で……。
価格もなかなかのお値段になるし、利益はあまり考えてませんでした。
しかしTwitterなどで思いの外反響があり、
それだけで感無量(*ToT)

まだまだ未熟者な染色作家ですが、
オーダーあれば丁寧に染めたいなぁ。
もちろん、無風の日を選んで!(笑)

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